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【腹筋運動の誤解】腹筋しないスポーツ選手がいる3つの理由

今回は、腹筋しないスポーツ選手がいる3つの理由について解説させて頂きます。

✅体幹を安定させるために腹筋を毎日やっています。

✅腹筋を割りたいのでトレーニングと別に家で腹筋運動した方がいいだろうか?

こんなご相談を頂くことがあります。

確かに、腹筋はバランスを安定させたり、引き締まった動ける身体の象徴的な印象があるので、腹筋を鍛えたいと考える方は多いと思います。

ただ、その鍛え方によっては様々な悪影響が出る可能性もあって、スポーツ選手の中でも腹筋をしない人がいるのも事実です。

そこで今回は、腹筋しないスポーツ選手がいる3つの理由について解説させて頂きます。

この動画をご覧頂くと、、、


🔴一般的な腹筋運動が身体に与える様々な影響

🔴腹筋運動以外でどのように腹筋を鍛えていくか


等ということについても分かるようになっていますので、ぜひ最後まで見ていってください。

■動画で解説はこちら

腹筋しないスポーツ選手がいる理由①「腹筋自体が硬くなりやすい」

まず初めになぜ腹筋運動しないスポーツ選手がいるのか、その理由から解説させて頂きます。

身体を鍛える最前線にいるスポーツ選手が、ポピュラーな運動の腹筋をしない理由は何なのか。

その理由の一つ目は、腹筋自体が硬くなりやすいということです。

腹筋運動は仰向けに寝た状態から、腹筋に力を入れて上体を起こす運動ですが、どうしてもこの形態の動きは腹筋自体の緊張時間が長くなりやすく、硬くなってしまう傾向があります。

腹筋運動する女性

とにかくどんな形でも腹筋が鍛えられればいい、という場合はいいのですが、スポーツの中でスムーズに動いたり、身体の様々な不調を予防したいという方に、この腹筋が硬くなるという状態は大きなデメリットになります。

なぜかというと、腹筋が硬くなることで姿勢や捻り動作に大きな影響があるからです。

腹筋が縮まるとバランス的には、胸が下に引き下げられるので、姿勢としては猫背のような状態になりやすくなります。

このような姿勢は肩甲骨や股関節周りがうまく使いづらいだけでなく、肩こりや腰痛の原因にもなるのでスポーツの面でも健康の面でもあまり良くありません。

また、硬くなった腹筋は捻り動作をする時に抵抗するので、スムーズな捻り動作が行いづらくなり、無理に捻ろうとして腰や脇腹等を痛めやすくなってしまいます。

腹筋しないスポーツ選手がいる理由②「首の筋肉が硬くなりやすい」

腹筋運動しないスポーツ選手がいる理由の2つ目は、首の筋肉が硬くなりやすいということです。

腹筋運動をしている時に、首の前側の筋肉を触ってみて頂くとよくわかると思いますが、この筋肉が緊張して硬くなっています。

腹筋運動する女性

これは腹筋運動で上体を起こす時に、頭も一緒に持ち上げるので頭を支える首の筋肉も強く緊張して硬くなっている状態です。

この状態が繰り返される中で首の筋肉が硬くなってくると、首自体のこわばりや張りに加えて肩の動きが制限されるというデメリットがあります。

なぜ首の筋肉が硬くなると、肩の動きが制限されるかというと首の前側にある胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉は、肩の動きの中心である鎖骨についているからです。

鎖骨は一見すると、肩の動きとあまり関係ないようですが、鎖骨は肩甲骨とつながっていて肩甲骨は腕の骨とつながって肩の関節を形成していますので、実際は肩の動きに直結しています。

つまり首の前側の筋肉が硬くなると、この鎖骨の動きが制限されて肩の動きも小さくなってしまうというわけです。

このような状態で肩を大きく動かそうとすると、スムーズに動かないばかりか、無理矢理動かそうとすることで肩には負担がかかりやすくなり、肩を痛める原因にもなってしまいます。

腹筋しないスポーツ選手がいる理由③「股関節が硬くなりやすい」

腹筋運動しないスポーツ選手がいる理由の3つ目は、股関節が硬くなりやすい、ということです。

腹筋運動で起き上がる時に脚の付け根あたりを触ってみて頂くと、かなり硬くなっているのがわかると思います。

これは上半身を起こそうとする時に腹筋だけでなく、股関節の前側の筋肉も使われるので股関節の前側の筋肉も強く緊張して硬くなっているという状態です。

股関節の前側が硬くなると、脚を身体の後方に持って行きづらくなるので、歩く、走る等の動作で歩幅が小さくなり、移動距離が制限されやすくなります。

また姿勢としても腰が引けた姿勢になりやすくなるので、腰に負担がかかりやすくなったりしてしまいます。

腹筋運動以外で腹筋を鍛えていくか?

それでは最後に腹筋運動以外で腹筋をどう鍛えていくか、という話をさせて頂きます。

ここまで腹筋運動に伴う様々な問題点をお伝えしてきましたので、腹筋は鍛えない方がいいんじゃないか、と思われているかもしれませんが、腹筋は体幹部分にあって姿勢やバランスに関わっていることや上半身と下半身をつないでいるので、その連動性を高めるという点でも大事な筋肉です。

ただ大事だからこそ、硬くするような鍛え方で鍛えてしまうと身体への悪影響が大きいので、柔軟性を高めながら鍛えていくことをおススメしております。

具体的には腹筋運動にこだわらず、腹筋が伸びるような姿勢をつくりながら、歩く、走る等の動きや
トレーニングを行っていくということがポイントになります。

腹筋が縮んだような姿勢では、なかなか良い形で腹筋を鍛えられませんが、腹筋が伸びるような姿勢をつくりながら取り組むことで自然でタイムリーな使われ方になりやすくなりますので、姿勢を意識して取り組むことをおススメいたします。

具体的な姿勢のつくり方については、腰幅のスタンスで足裏の外側に体重があってお腹の位置を前に持ってくる等というようなポイントがありますが、こちらは別の動画で解説していますので、こちらも参考に見て頂ければと思います。

姿勢のポイントを解説した動画はこちら↓↓↓

今回のまとめ

それでは今回のまとめです。

今回は「腹筋しないスポーツ選手がいる3つの理由」について解説させて頂きました。


●一般的な腹筋運動は腹筋だけでなく、首、股関節を硬くしてしまいやすい

●腹筋が不要なのではなく、大事な筋肉だからこそ柔らかく鍛えていくのが大事

●腹筋が伸びる姿勢を意識して動くことで、腹筋も柔らかさを保ちながら自然に鍛えられる


こういった内容をお伝えさせて頂きました。

腹筋をどんな形でもとにかく鍛えられればいい、という場合はこの限りではありませんが、スポーツでのしなやかな動きや身体の不調の改善、予防に向けての取り組み、という点では今回の内容は参考になると思いますので、ぜひご確認頂ければと思います。

それでは今回はここまでとなります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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■この記事を書いた人

小学生からバスケットボールに取り組んできたが「センス、能力のないやつはもっと努力しろ!」と言われ、基礎練習やウエイトトレーニングを人一倍頑張ってきた結果、左手でドリブルがつけなくなる 3ポイントシュートが届かなくなる故障が増える等の事態に直面。従来のトレーニング方法、練習方法に疑問をもち、模索する中で初動負荷トレーニングにたどり着く。雲水グループ創業メンバーの一人。詳細はこちらから

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