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股関節の硬さと腰痛の関係

今回は「股関節の硬さと腰痛の関係」について解説させて頂きます。

「最近、腰痛いなぁ…」

と受診した整体や接骨院で、

「股関節が硬くなっています」
「しっかりストレッチしてくださいね」

と言われたり、テレビや雑誌等で「腰痛予防には股関節が大事」という内容を目にした経験がある方も多いと思います。

確かに、股関節が硬いと腰痛になりやすい、ということはよく言われます。

ただ具体的に、どのように腰痛に関わっているかということは、あまりわからないまま、漠然とトレーニングやストレッチをして成果が上がっていない、というケースも少なくありません。

そこで今回は、股関節の硬さと腰痛の関係について解説させて頂きます。

この記事をご覧頂くと、、、


🔴腰痛と股関節の硬さの関わりがわかる

🔴ケースによってどのように柔軟性を高めていくべきか


ということも分かるようになっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

■動画で解説はこちら

股関節の内側が硬くなるケース

まず初めに腰痛につながる股関節の硬さについてですが、多く見られる傾向が2つありますので、ご紹介させて頂きます。

まず1つ目は、股関節の内側が硬くなるケースです。

股関節の内側が硬くなるとどうなるか、ということですが、基本的に股関節の内側の内ももの筋肉は脚を内側に閉じようとするため、この筋肉が硬くなると、ひざが内側に入るようなバランスになりやすくなります。

立った状態でひざを内側に入れてみて頂くとわかりますが、このようなバランスをとろうとすると、腰が後ろに引けやすくなります。

ひざが内に入る姿勢、腰が引ける姿勢。

腰が後ろに引けると、股関節は常に曲がった状態になりますので、腰の骨である腰椎から股関節の内側にかけてついている「大腰筋」という筋肉が常に縮んだ状態で硬くなってきます。

この筋肉が硬くなってくると、腰椎を前に引っ張り出そうとする力が加わり続けますので腰には負担がかかりやすくなります。

大腰筋のイラスト

さらにこの姿勢を保つために、腰から背中の筋肉は常に緊張して縮んだ状態になりますので、このことも腰には大きな負担となります。

改善していくためには、股関節の内側、前側が伸びるような状態をつくっていくことが必要ですが、こういった状態では、特に腰を反るような動きで痛みが出やすい傾向がありますので、腰を反らない中で股関節の内側、前側を伸ばす事が大切です。

初動負荷トレーニングでの取り組み例はこちら▶

股関節の後ろ側が硬くなるケース

続いて2つ目は、股関節の後ろ側が硬くなるケースです。

股関節の後ろ側にあるお尻や裏ももの筋肉が硬くなると、骨盤が下に引き下がる「骨盤後傾」という状態ができます。

腰のすぐ下にある骨盤が、このように引き下がってしまうと、腰も下方向に引っ張られる状態が続きますので、先程とは違った形で腰には負担がかかりやすくなります。

腰が下に落ちた姿勢の男性

また日常生活の中では、座って過ごすことが多いと思いますが、座った姿勢ではこのようなバランスが助長されますので、日常生活の中でも負担をかけてしまいます。

改善していくためには、お尻や裏ももの筋肉を柔らかくしていくことが必要になりますが、特にこういった状態の方は、腰を前に曲げるような動きで痛みが出やすい傾向がありますので、これらの筋肉を伸ばす時に腰が丸くなるような姿勢を避けることが大切です。

お尻や裏ももの筋肉を伸ばすというと、ひざが伸びた状態で脚が身体に対して前側に上がっている姿勢をイメージされると思いますが、この姿勢は腰を下方向に引っ張る力が強いので、かえって負担になりやすいです。

腰が丸くなった状態でストレッチをする男性

これを防ぎながら、お尻、裏ももの筋肉を柔らかくするためには、脚が身体に対して横方向にある姿勢で動かすことや、ヒザを曲げた姿勢で動かすこと等がポイントになります。

初動負荷トレーニングでの取り組み例はこちら▶

普段の姿勢や歩き方も大事

最後に腰痛対策としては、股関節の柔軟性だけでなく、普段の姿勢や歩き方も大事、という話をさせて頂きます。

これは、こういった話をさせて頂く時に、よくお伝えしていることですが、いかに股関節回りを柔らかくしたとしても、その後の姿勢や歩き方の中で腰が引けたり、下がったりしてしまうと、柔らかくしたはずの筋肉はたちまち硬くなり、また腰には負担がかかってしまいます。

反り腰で立つ男性、猫背で立つ男性

股関節が柔らかくなることで、負担のかかりづらくなった状態を保つためには、腰の位置を高く前にある状態を保つことが大切です。

腰の位置を高く保つためのポイントについては、

①腰幅でつま先を開かいないで立つ

②足裏の外側に体重

➂おへその下を前に持ってくる

等がありますが、こちらは別の動画で解説していますので、こちらも参考に見て頂ければと思います。

今回のまとめ

それでは今回のまとめです。

今回はなぜ股関節が硬いと腰痛になるのか?

というテーマについて解説させて頂きました。


●股関節の内側の硬さは 腰が引けた姿勢を招き腰に負担をかけやすい

股関節の後ろ側の硬さは 腰が下がった姿勢を招き腰に負担をかけやすい

関節を柔らかくするだけでなく 普段の姿勢や歩き方を整えるのが大事


こういった内容をお伝えさせて頂きました。

腰痛と股関節の硬さの関係は漠然と捉えてしまいやすいですが、腰の痛みの状態とそのバランス傾向を知って頂くことで、漠然としていた股関節のトレーニングやストレッチを、より効果的に行って頂けると思いますので、ぜひ今回の内容も参考にして頂ければと思います。

それでは今回はここまでとなります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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■この記事を書いた人

小学生からバスケットボールに取り組んできたが「センス、能力のないやつはもっと努力しろ!」と言われ、基礎練習やウエイトトレーニングを人一倍頑張ってきた結果、左手でドリブルがつけなくなる 3ポイントシュートが届かなくなる故障が増える等の事態に直面。従来のトレーニング方法、練習方法に疑問をもち、模索する中で初動負荷トレーニングにたどり着く。愛知県小牧市、名古屋市に初動負荷トレーニングジムを展開するワールドウィング雲水グループ創業メンバーの一人。

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