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野球肘ってトレーニングで良くなりますか?【動画】‐必要なのは肩のある方向への柔軟性

こんにちは。トレーナーの宇都宮です。

今回は、小中学生の野球選手、保護者のから多くご相談頂く「野球肘」についての解説と、実際のトレーニングでのアプローチの一例についてご紹介させて頂きます。

「最近投げると肘が痛くて、ノースローにしています。トレーニングの中で何かやっておいた方がいいことはありますか?」

ジム内では、こんな相談を頂くことがあります。

一般的なケアとしては、ノースローでの休息、周辺のストレッチや筋力トレーニング等でアプローチすることが多いと思います。

ただ、復帰したものの、痛みが再発してまたノースロー、、、こういうケースも少なくありません。

そこで今回は、野球肘の原因と対策について解説させて頂きます。

■動画で解説はこちら

■野球肘が再発する原因

なぜこういうことが起こるのか?

それは、実際の投球動作が変わっていないことが原因であることが多いです。

投球動作の繰り返しにより、痛みが出ているのが野球肘ですので、休むことで痛みが少なくなったとしても実際の投球動作が変わっていないと、また同じ部分に負担がかかり、同じ個所を痛めてしまうということは、ある意味自然なことかもしれません。

ただ、投球フォームを変えるということは、なかなか難しい部分があると思います。

そこで私たちの施設では、投球動作で肘の負担を減らすきっかけになる、肩の「ある動き」を引き出しておくことをお勧めしています。

■野球肘改善に必要な肩のある動きとは?

それは「肩関節の内旋」という動きです。

内旋というのは、イラストのように肩を内側に捻るような動きで投球動作自体に、この動きが大きく関わっていますが、それだけでなく、ひじへの負担を左右する大きなポイントでもあります。

具体的に説明します。

一言に野球肘にも色々な状態がありますが、特に多いのが肘の内側、外側に痛みがあるケースです。

肘の内側に痛みのある障害は、上腕骨内側上顆炎内側側副靭帯損傷前腕回内屈筋群の肉離れ、疲労、尺骨神経障害、肘の外側に痛みのある障害は、離断性骨軟骨炎等という診断名がつきます。

患部の状態は様々ですが、これらどの診断を受けた方にも共通してみられるお身体の傾向として、この肩関節の内旋という動きがうまくできなくなっている、というケースが多いです。

この動きが硬いと、投げる時に肩が反対の外側に回る動き(外旋)が強調されやすく、肘の内側には引っ張られるストレス、肘の外側には圧迫ストレスがそれぞれ加わり、野球肘の要因になります。

肩の外旋(外回り)方向の動きが強調された時の 肘の内外側にかかる負担のイメージ

■肩の内旋方向への柔軟性チェック

ちょっとこういう姿勢をとってみてください。

手の甲を身体側に向けて、肘を上げます。

肩の内旋方向の動きが硬い方は、この状態で肘が上がりづらかったり、肩が前に出てひじが後ろに引けてしまったり、という傾向があります。

肩の内旋方向の可動域が制限が制限され、肩が前に出て肘が後方に引けてしまうバランス

野球肘と診断されて、私たちの施設に来られる方は、このような状態になっているケースが多いです。

■初動負荷トレーニングでのアプローチの一例

それでは、このような傾向がみられる方が、私たちの施設で実際に取り組むトレーニングの一例をご紹介します。

▶肩関節の内旋方向への可動域を引き出す種目の一例

ひじのストレスが強い、硬くなっていてこのような肩のポジションがうまく取れない時は、次ような形で行う時もあります。

▶肩周辺(肩甲骨、鎖骨)の硬さにより、前述の肩のポジションがうまく取れない時の一例

いかがだったでしょうか?

実際には、肩関節の柔軟性が低下する要因として股関節、骨盤周辺の硬さの影響が強いことも多いため、下半身へのアプローチを先行して行ってから、上述のような上半身の取り組みを行うことが多いです。

▶股関節、骨盤周辺の可動域を引き出すトレーニングの一例

野球肘でお悩みの方に、少しでも参考になれば幸いです。

また、実際のアプローチを体験されたいという方で、初動負荷トレーニング未経験の方は、無料での体験、カウンセリングをご予約制にて承っていますので、よろしければご参加ください。

初動負荷トレーニング無料体験の詳細を確認する▶

それでは今回はここまでになります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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■この記事を書いた人

小学生からバスケットボールに取り組んできたが「センス、能力のないやつはもっと努力しろ!」と言われ、基礎練習やウエイトトレーニングを人一倍頑張ってきた結果、左手でドリブルがつけなくなる 3ポイントシュートが届かなくなる故障が増える等の事態に直面。従来のトレーニング方法、練習方法に疑問をもち、模索する中で初動負荷トレーニングにたどり着く。雲水グループ創業メンバーの一人。詳細はこちらから

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