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4.112021
腰痛ってトレーニングで改善できますか?【バレエダンサーからのご相談】(動画)
こんにちは。スタッフの宇都宮です。
実は最近、バレエをやられている方がたくさん体験に来られています。
その中でよくご相談頂くのが、
「腰痛って、改善できますか?」
という内容です。
実際の腰痛の状況は個々で違いがありますので、一概には言えないのですが、良くなられている方は多いです。
今回は同じように腰痛等でお悩みのバレエダンサーの方に、少しでも参考になればと、うちに来られるバレエの方の傾向と、それに対してのアプローチの一例についてご紹介させて頂きます。
■動画で解説はこちら
■バレエの方の傾向
バレエという競技の中では、トゥシューズに代表されるように、完全につま先で立ったり、大きく上げる等、競技特性として特徴のある動きがあるので、腰だけじゃなくて、ヒザや足首などにも、故障を抱えている方に出会うことが多いです。
その中で腰が痛い方の傾向としては、脚を上げるという動きに対して、股関節の前側や太ももの前が緊張する方が多いように感じています。
このあたりの筋肉は脚を上げる時に働く部分なので、使われるのは自然なのですが、腰についている筋肉もあり、疲労などで硬くなってくると、この画像のように腰が引けて、腰を伸ばしづらくなってくる傾向があります。
この状態で胸を張るような姿勢を取ろうとすると、腰を過剰に反るような姿勢になりやすくなります。この姿勢で激しく動くわけですから、腰が悲鳴を上げるのかもしれません。
そこで改善のアプローチとしては、まず股関節の前を柔らかくするということを行っています。
■股関節の前を柔らかくする種目の一例
ただそれだけだと、また同じように動いた時にすぐ硬くなって戻ってしまうので、もう一つ大切にしていることがあります。
それは、脚を上げるという時に「邪魔する筋肉を柔らかくする」ことで「脚が挙がりやすい状態をつくる」ということです。
邪魔する筋肉の抵抗が強いと、脚を上げる際に必要以上に股関節の前の筋肉を使わないといけないので、すぐに硬くなってしまいます。
具体的に脚を上げる動きを邪魔する場所としては、お尻やもも裏、内ももの筋肉等になりますので、このあたりの抵抗を減らすトレーニングを積極的に実施しています。
■お尻、裏もも、内ももへのアプローチの一例
■脚を上げるバランス練習の一例
いかがでしたか?
腰痛等に悩まれているバレエダンサーの方の改善のヒントになれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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この記事を書いた人
小学生からバスケットボールに取り組んできたが「センス、能力のないやつはもっと努力しろ!」と言われ、基礎練習やウエイトトレーニングを人一倍頑張ってきた結果、左手でドリブルがつけなくなる 3ポイントシュートが届かなくなる故障が増える等の事態に直面。従来のトレーニング方法、練習方法に疑問をもち、模索する中で初動負荷トレーニングにたどり着く。雲水グループ創業メンバーの一人。園芸係としても活躍中。詳細はこちらから |