こんにちは、ワールドウィング雲水グループです。
今回は「肩甲骨をうまく使う意識の持ち方のコツ」というテーマについてお伝えしたいと思います。

肩甲骨を動かそうとしても、結局、腕ばかり使ってしまう…



肩甲骨を意識してもかえって肩に力が入って凝ってくる…
そんな方もいらっしゃると思います。
確かに肩甲骨が大事ということはわかっていても、なかなか思うように動いてくれないということはよくあります。
実際、柔軟性や動きのクセなどが影響してうまく動かないということもあると思いますが、そもそも意識の持ち方が良くないためにうまく肩甲骨を動かせない状態が続いてしまっているというケースも少なくありません。
そこで今回は、肩甲骨をうまく使うための意識の持ち方のコツについてお伝えしたいと思います。
この記事をご覧頂くと、、、
・身体が硬くても肩甲骨を動かしていけるちょっとした意識の持ち方
・意識の持ち方によってトレーニング動作がどう変わるか
等ということについてもわかるようになっていますので、こういった内容にご興味ある方はぜひ最後までご覧ください。
肩甲骨を動かすために意識するのはヒジまで


それではここから、実際に肩甲骨をうまく使うための意識の持ち方について、お伝えしていきたいと思いますが、ポイントは「意識はヒジまで」ということです。
肩甲骨をうまく動かすには、ひじから先の前腕部分の動きも関わってきますので、この部分を全く動かさないというわけではありません。
ただこの前腕や手首などの末端部が先行して動いてしまうと、肩甲骨は動きづらくなる傾向がありますので、ヒジまでの意識でこの前腕部分、手首の動きもコントロールしていきたいということです。


これは特に身体を動かす順番という部分に関わってきます。
例えば、私たちは、字を書く時やパソコン作業などの手先だけを動かすような時、肩甲骨等の身体の中心側は固定していた方が効率よく動くので、無意識に肩甲骨周りを動かさないようにしています。


トレーニング等で肩甲骨を動かそうとする時に手首や前腕部分などが先に動き出してしまうと、一時的に字を書く時と同じような状態ができますので、肩甲骨が動きづらくなってしまうというわけです。
そこでおススメなのが”ヒジまでの意識で動きをつくる”という取り組みです。
例えば、肩甲骨を動かす動作の一つとして、身体の後ろ側で手のひらを外側に向けるような動きがありますが、、、
ヒジから先を意識してこのような動きをすると…


肩甲骨が動きづらい状態から動くので、肩が上がってしまったり、手首が小指側に倒れるような状態になったりして窮屈な体勢になりやすい傾向があります。
一方で、意識をヒジまでにして同じような動きをつくろうとすると…


肩甲骨や鎖骨等、身体の中心側から動きやすくなるので、肩の上がりは少なく、手首の角度も安定してより後ろ側に腕を置きやすい状態がつくれます。
こういった形で意識の持ち方を変えるだけでも動きのバランスは変わって、肩甲骨の動きが引き出しやすくなる部分もありますので、ぜひこの“意識するのはヒジまで”というポイントをご確認いただければと思います。
マシン動作での動きの違い


続いて、実際のトレーニング動作の動きの違いについて確認したいと思います。
トレーニングの中では、ハンドルやパッドなどをもって行うことが多いですが、どうしても何かを持つという状態ができると、その持った部分につい意識が行ってしまいやすくなります。
ただ、ここでも大事なことは、意識するのはヒジまでということ。
そこでこういったマシン動作の中では、よくこういう表現を使っています。
「ヒジから先はマシンの一部位のつもりで」


こういう意識の持ち方にすると、マシン動作の中で手首や腕を使ってしまいやすい方もヒジまでの意識で動きをコントロールしやすくなり、肩甲骨の動きを引き出しやすくなってきます。
それでは実際のマシン動作の中で動きの違いをご紹介したいと思います。
今回のまとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、肩甲骨をうまく動かすために意識するのはヒジまで、という内容をお伝えさせていただきました。
小さな意識の違いが、肩甲骨の大きな動きの違いにつながってくる部分がありますので、ぜひ取り組みの参考にしていただければと思います。
それでは今回はここまでとなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。