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負担のないスムーズな動きを身につけるために「鍛えてはいけない」上半身2つの筋肉とは?

ハツラツとグラウンドを駆け回るアスリート。

無駄なく、全身の筋肉がまんべんなく発達しているように見えます。

しかし、スムーズかつパワフルに動くために、あまり鍛えてはいけない筋肉があるのをご存じでしたか?

もしも、あなたが…


  • エクササイズ本を見ながら何となくトレーニングしている…
  • 全身をまんべんなく鍛えているけど、なかなか実際の動作につながってない…

このような状態であれば、鍛えてはいけない筋肉を鍛えてしまっている可能性があります。

このことを知らないために、身体を鍛えているつもりが、かえって動きづらくなっていたり不調の原因を自分で作ってしまっていたりすることがあります。

そこで今回は、負担のないスムーズで「しなやか」な動きを身につけるために、あまり鍛えてはいけない上半身の2つの筋肉を紹介させて頂きます。

この記事をお読み覧頂くと、しなやかに動くために鍛えてはいけない上半身の筋肉とその理由がわかり、身体に負担のない動きが身につくきっかけになると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

■動画で解説はこちら

 

■鍛えてはいけない上半身の筋肉【01】

まず一つ目は「肩甲骨の上部」の筋肉です。

肩甲骨上部には、肩甲挙筋僧帽筋上部線維等、様々な筋肉があります。



これらが同時に働くと、肩甲骨を真上に持ち上げるような状態になります。

肩甲骨が真上に持ち上がってしまうと、肩甲骨の動きがロックされたような状態になり、肩、腕を動かす時に肩甲骨をうまく使えません。

肩甲骨がうまく使えないと、手先だけを使うような動作になりやすく、肩、ひじ、手首等に負担がかかりやすくなります。

また、このような動作を繰り返していると、肩甲骨の上部の筋肉がどんどん硬くなってくるので「肩こりのような状態」ができやすくなります。

これを防ぐためには、この部分の筋肉を鍛えるというよりも、いかに力が入らないように動くか、ということに気を配る必要があります。

そのためにはこの部分に筋肉の量を求めるよりも、余分な力が入りづらくなるよう柔軟性を高めておくことが大切です。

■鍛えてはいけない上半身の筋肉【02】

負担のないスムーズな動きを身につけるために、鍛えてはいけない筋肉2つ目は「力こぶの筋肉(上腕二頭筋)」です。

力こぶの筋肉が大きく盛り上がってくると、筋肉がついた象徴的なイメージがあるので、真っ先に鍛えてしまいがちですが、この筋肉に力が入りやすくなるとスムーズに動けません。

なぜなら、力をスムーズに伝える動きと真逆の働きをしてしまうからです。

ボールを投げる、テニスのサービス、バレーのスパイクなどの動作は、すべて手の平を外に向けながら腕を伸ばす動きです。



このような動きは、腕を加速させながら、ボールやラケットに力を伝えるのに効果的なのですが、力こぶの筋肉はこの動きと全く逆の働きをします。

具体的には、手のひらを反対向きにひねりながら、肘を曲げてくる動きになります。

力こぶの筋肉が働いた時の動作。手のひらを外に向けながら肘が伸びる動きと逆の働きをする。

この筋肉を鍛えて、硬く、無駄に力が入りやすい状態にしてしまうと、加速させながら腕を伸ばす動きを邪魔してしまうので、スムーズに腕を動かせないばかりか、故障の原因にもなってしまいます。

■日常生活でのデメリット

日常生活の中でのデメリットとしては、姿勢への影響があります。

力こぶの筋肉は、先ほどご紹介させて頂いたような肘、手首への作用に加えて、肩を内側に閉じるような働きがあります。

この筋肉を鍛えることで、硬くなった状態が持続すると、巻き肩のような姿勢の原因にもなります。


特にトレーニングをしていなくても、スマホを持って見ているだけで、力こぶの筋肉には力が入りっぱなしになるので、硬く、緊張しやすくなっている方が多いです。

こういったことから、力こぶの筋肉も鍛えるというよりは、動きを邪魔しないような柔軟性を求めることが大切です。

以上、負担なくスムーズに動くために、鍛えてはいけない上半身2つの筋肉をご紹介させて頂きました。

参考までに、それぞれの筋肉の柔軟性を高める初動負荷トレーニングの一例をご紹介します。

肩甲骨上部、力こぶの筋肉(上腕二頭筋)の柔軟性を引き出す初動負荷トレーニングの一例


いかがだったでしょうか?

ボディービルダーであれば、全身の筋肉をまんべんなく鍛える必要がありますが、無駄のないしなやかな動きを求める中では鍛えない方が良い筋肉もあり、これを知ったうえでトレーニングを重ねることが、改善への近道だと考えています。

身体がスムーズに動かないことで、お困りの方の参考になれば幸いです。

それでは今回はここまでとなります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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■この記事を書いた人

小学生からバスケットボールに取り組んできたが「センス、能力のないやつはもっと努力しろ!」と言われ、基礎練習やウエイトトレーニングを人一倍頑張ってきた結果、左手でドリブルがつけなくなる 3ポイントシュートが届かなくなる故障が増える等の事態に直面。従来のトレーニング方法、練習方法に疑問をもち、模索する中で初動負荷トレーニンにたどり着く。雲水グループ創業メンバーの一人。園芸係としても活躍中。詳細はこちらから

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