「投手専用のメニューはありますか」
「ゴルフやテニス用の種目はありますか」
体験の際に、そんなご質問をいただくことがあります。
実際、初動負荷トレーニングの中で競技ごとの専用メニューはありません。
それでも、野球、サッカー、テニス、ゴルフ、ランニングなど、様々な競技をされている方から動きの変化を感じた、という声をいただくことは少なくありません。
なぜ、専用メニューがなくても競技につながるのか。
今回はその理由の一つを、お話ししたいと思います。
競技が違っても、土台は似ている

野球、サッカー、テニス、ゴルフ、ランニング。
並べてみると、まるで別々の動きに見えます。
それぞれに専用の練習があって当然だ、と思われるかもしれません。
ですが、土台となる「基礎動作」の部分では、共通する部分が意外なほど多くあります。
専用メニューがなくても動きが変わるのは、この共通の土台に触れているから、という見方ができます。
多くの動きに共通する「片脚のバランス」

例えば、歩く、走る、投げる、打つ、方向を変える。
こうした動きの多くには、片脚を軸脚として身体を支える場面がありますので、この片脚でのバランスや動きが良くなると、競技の動きを高めることにつながりやすくなります。
ただ、この片脚バランスというテーマ、大切なのは「片脚で何秒立てるか」ということではありません。
地面を強く蹴らなくても動きたい方向に動けるか。
上半身が自由に動かせる状態になっているか。
同じ片脚立ちでも、そのバランスによって、次の動作への動きやすさは大きく変わってきます。
体重を乗せる位置でも変わる

わかりやすいのが、足裏の体重の位置です。
足の内側に体重が偏ると、ひざが内側に曲がり、腰の位置も下がりやすくなり、脚も上がりづらくなります。
反対に、足の外側半分で身体を支え、ひざが自然に伸び、腰の位置を高く保てると、反対側の脚や上半身をさまざまな方向へ動かしやすくなります。
同じ「片脚で立つ」でも、乗せる位置が少し違うだけで、次に動ける範囲が変わってくる。
ちょっとしたことですが、そんな違いがでてきます。
日常動作でも大切なバランス

ちなみにこれは、スポーツに限った話ではありません。
歩くなど、日常の中にも片脚バランスになって移動するシーンはたくさんあります。
その片脚のバランスをどうつくっているかによって、ひざなどへの負担感や、姿勢のバランスも変わってきます。
ですので、競技をしていない方にとっても、これは無縁の話ではないのです。
まずは足元から

まずは、足元のバランスから整える。
それが、競技や日常動作をより動きやすくする土台になるかもしれません。
ご自身の普段の立ち方を、少し見直してみるきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の内容を動画でも
今回の内容は動画でも解説しています。
実際、片脚で立つ時のバランスや「蹴って進む動き」と「自然に地面を押せる動き」の違いなどを、トレーニングの中で競技につながる基礎動作としてご紹介しています。
実際の映像見ながらの方がイメージしやすい部分もあると思いますので、よろしければご自身の普段の立ち方などと比べながら参考にしてみてください。
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