さて今回は、前屈が硬いのは、柔軟性の前に前屈のやり方に問題があるかもしれない、そんな内容についてお届けします。
とある日のジムでの会話から、、、

前屈のやり方が良くない?

前屈を柔らかくしたい!
そう考えた時に、パッと頭に浮かぶのは一生懸命ストレッチをするということではないでしょうか?
確かに、前屈に関わる裏ももの筋肉等がストレッチ等で柔らかくなると、前屈も曲げやすくなる部分があるのですが、どれだけ裏ももの筋肉を伸ばしても前屈が柔らかくならないケースがあります。
それは前屈のやり方自体が良くないケースです。
これはジムでもよく見られるのですが、前屈が苦手という方の多くが前屈しづらい姿勢で前屈をしてしまっています。
さらに、そのような傾向がある方はストレッチやトレーニング動作の中でも、同じような体勢を取ってしまっているので、二重に前屈しづらい状況をつくってしまっています。
腰ではなく股関節から曲げる
ではどのような形で前屈を行えばいいのか?
ポイントは股関節から曲げる、ということです。
実は、前屈が苦手な方の多くが「腰から曲げてしまっている」ということがあります。

腰から曲げると、腰を丸くするような形で腰の骨の可動域でしか曲げることができないので、物理的に大きく倒すことができなくなります。
股関節の辺りから曲げることができれば、股関節自体は二つ折り携帯電話のようなイメージで大きく曲げることができるので、前屈のような動きが行いやすくなります。
股関節から曲げる前屈の2つのポイント
前屈は股関節から曲げればいい、ということは分かった。
では、どのようなことを意識すると股関節から曲げる前屈ができるようになるのか、ということですが、具体的なポイントを2つお伝えさせて頂きます。
①股関節の位置に手を当てて前屈
1つ目は、股関節の位置に指を当てて前屈するという方法です。

実際に股関節の位置(ズボンのポケットの上部)に指を当てた状態で、その位置を支点に身体を倒していくと、股関節の位置を意識しやすくなるので、股関節から曲げるという状態がつくりやすくなります。
②つま先より前に手をつく
2つ目は、床に手をつく(またはつけようとする)位置をやや前にするという方法です。

前屈をする時に、つま先あたりを目掛けて手を付こうとすると、腰が後ろに引けやすくなり、どうしても腰から曲げたくなってしまいます。
手をつく位置をつま先ではなく、やや前の方にすることで、腰が後ろに引けづらい状態になり、腰ではなく、股関節から曲げるという状態になりやすくなりますのでお勧めです。
前屈が苦手な方は、ぜひ参考にしてみてください。
追伸:
より早く前屈ができるようになりたい方は、股関節周りの柔軟性を高め、股関節から曲がりやすい状態ができる初動負荷トレーニングがおススメです。
ご興味ある方は詳細をHPにまとめておりますので、是非チェックしてみてください!
公式HPはこちら
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