ひざの負担なく 片脚でバランス良く立つための骨盤の使い方

今回の記事では、、、

『ひざに負担をかけずに片脚でバランス良く立つための骨盤の使い方』という内容について解説させて頂きます。

以前、右ひざを痛めた影響か右脚で立つ時にフラついてしまうことがよくある…

脚の筋肉を鍛える必要があると思うけど、 どう鍛えたらいいかわからない…

そんなご相談を頂くことがあります。

確かにヒザに限らず、脚のどこかをケガしたり、何らかの要因で動きづらくなっている側は、片脚で立った時に不安定になってしまう、ということはよくあります。

ただ、足元がふらつくという状態は単に筋力が足りないという問題の前に、フラついてしまうようなバランス自体に原因がある、というケースも多いです。

こういう状態だとすると、どれだけ足腰を鍛えて筋肉をつけたとしても、フラつく状態はあまり変わらずに根本的な解決に至らない、という状態になりかねません。

そこで今回は「ヒザに負担をかけずに片脚でバランス良く立つための骨盤の使い方」というテーマについて解説させて頂きます。

この記事をご覧頂くと、、、

✅片脚で安定して立つために骨盤をどう使うといいか

✅骨盤を使う時に起こりやすい良くないバランスの取り方

等ということについて分かるようになっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

■動画で解説はこちら

目次

片脚立ちで不安定になるバランス的な要因とは?

それではまず初めに、片脚立ちで不安定になるバランス的な要因について解説させて頂きます。

二本の脚で立っていたバランスから一本脚になると、当然、不安定にはなるのですが、片脚バランスになった時に
より不安定さを感じてしまう場合、骨盤周りのバランスが大きく影響している可能性があります。

なぜ骨盤のバランスが影響するかというと、片脚になった時の軸脚に骨格として、唯一接しているのが、骨盤だからです。

片脚立ちになった時の骨盤にかかる力のイメージ図

両脚から片脚になった瞬間に片側の骨盤は下の支えがなくなるので、下に落ちやすくなりますが、実際に落ちてしまうと転んでしまうので、無意識に落ちないようにバランスを調整しようとします。

この時のバランスの取り方は、人によって色々あるのですが、比較的多く見られるのが、骨盤を軸脚側に移動させてバランスを取ったりややひざを曲げてO脚のような状態をつくってバランスを取ろうとするケースです。

片脚立ちでバランスをとる男性

確かに、このようなバランスをとると、軸脚と反対側に骨盤が落ちるという状態は防げて、一見するとバランスが安定しているようにも見えるのですが、身体を支えている軸脚のバランスに注目するとななめになっていたり、真っ直ぐそろっていない状態になっています。

片脚立ちでバランスをとる男性

このようなバランスになると、足の裏の体重の位置も定まりづらくなって、不安定さ、フラつきに繋がってしまうだけでなく、ひざや足首等に負担がかかりやすい状態ができてしまいます。

ではどのようにバランスをとると軸脚の安定したバランスになるのか、次のセクションから見ていきたいと思います。

軸脚のバランスを安定させるために骨盤をどう使うか?

では軸脚のバランスを安定させるために骨盤をどう使うといいか、ということですが、1つポイントになるのが、骨盤を軸脚側にやや傾斜させるというバランスです。

片脚立ちでバランスをとる男性

骨盤が軸脚と反対側に下がってしまうということが、軸脚のバランスを崩すきっかけになっているので、この下がる状態が起こらないように軸脚側にやや傾斜できると、軸脚についてはバランスを保ちやすくなります。

実際、スポーツ等での瞬間のバランスを見ると、この軸脚側に骨盤が傾斜するというバランスになっていることが多く、軸脚を安定させるというだけでなくて、力強く、速く動くという面でも役立つバランスになっています。

また骨盤が軸脚側に傾斜することで、反対側の股関節の位置が高くなるので脚が高く上がるという状態を自然につくりやすかったり、階段の登り等、軸脚で地面を押さえながら脚が上がる状態をつくっていく、という場面でも活用できるバランスになっています。

注意すべきポイント

ただ、このようなバランスをとる時に1点気を付けたいポイントがあります。

それは軸脚と反対の肩が下がらないようにする、ということです。

軸脚と反対の肩が下がるようなバランスで骨盤が軸脚側に傾斜すると、肩が下がった側の背中の筋肉を強く緊張させて骨盤を引き上げているというような状態になりやすく、また違ったストレスを生んでしまいます。

骨盤が引き上がる側を意識して骨盤を傾斜させようとすると、このようなバランスになりやすいので、軸脚側の股関節あたりを意識して骨盤が軸脚側に傾斜するバランスがとれるようにすることも大事なポイントになります。

初動負荷トレーニングでの取り組みの一例

それでは参考までに初動負荷トレーニングの中で、こういったバランスが生かせたり、練習していくための取り組みの一例をご紹介したいと思います。

今回のまとめ

それでは今回のまとめです。

今回は「ヒザに負担をかけずに片脚でバランス良く立つための骨盤の使い方」という内容について解説させて頂きました。

片脚でふらつかないためには軸脚を真っ直ぐ保てることが大事

✅骨盤が軸脚側に傾斜することで軸脚を真っ直ぐ保ちやすくなる

✅軸脚側の股関節あたりを意識してこのようなバランスが取れることが大事

こういった内容をお伝えさせて頂きました。

良い形で片脚のバランスが取れることはスポーツだけでなく、日常で転倒を防止したり、長く歩いても疲れづらい等、様々なメリットがあります。

片脚でバランスが取りづらい側がある方は、今回お伝えさせて頂いた骨盤のバランスの取り方がうまくいっていない可能性もありますので、ぜひ今回の内容も参考にご自身のバランスを確認の上、調整頂ければと思います。

それでは今回はここまでとなります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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