無駄な力を抜くための意識の持ち方のコツ

今回は『無駄な力を抜くための意識の持ち方のコツ』というテーマについて解説させて頂きます。

✅意識して良い動きをしようと思うけど、どうしても力が入ってしまう

✅力まないように気を付けているけど、なかなかうまくいかない

こんなご相談をよく頂きます。

確かにトレーニングでもスポーツでも、何か今までと違った動きを練習する時はその動き方を意識して動くということになると思いますが、そういった時ほど無駄に力が入ってしまって、ぎこちない動きになってしまうというケースは多いです。

実は、力まず動くためには意識の仕方にあるコツがあるのですが、このことを知らないために上手く動けなくなっている方も少なくないと思います。

そこで今回は、無駄な力を抜くための意識の持ち方のコツ、というテーマについて解説させて頂きます。

この記事をご覧頂くと、、、


🔴無駄な力を抜いて動くための意識の仕方

🔴具体的に意識したい場所


 等ということについてわかるようになっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

■動画で解説はこちら

意識するポイントは絞った方がいい

まず初めに意識するポイントは絞った方がいい、という話をさせて頂きます。

新しい動きに取り組む時は、押さえるべきポイントが色々出てきますので、どうしてもあれもこれもと
意識してしまいがちですが、意識するポイントが多ければ多い程、意識が強くなりすぎてぎこちない動きになりやすいので、意識するポイントはあまり多く持たない方がいいと思います。

色々なことを意識して悩む女性

できれば1個、多くても2個くらいまでにして取り組んで頂くことをおススメします。

実際、良い動作は、各部が連動して動くので、全てを意識しなくてもキーになる部分が動けば、歯車がかみ合うかのように全体が動き出す傾向があります。

つまり複雑な動作だからといって、必ずしもあちこち意識しないといけないということはなく、意識するポイントを適切に絞っていくことができれば、力みのない状態で良い動作が表現しやすくなる、というわけです。

意識する場所は脳から近い方がいい

次に、意識する場所は脳から近い方がいい、という話をさせて頂きます。

先程、意識するポイントはできるだけ絞った方がいい、ということをお伝えさせて頂きましたが、その中で特にどこを意識するといいか、という内容になります。

厳密には、個々でお身体の状態や動きの特徴などに違いがありますので、一概には言えない部分があるのですが、大枠で共通したポイントとしては脳から距離が近い場所を意識する方がいい、ということがあります。

脳のイラスト

意識するのは脳なので、この脳から距離が遠い程、指令が届くまでには時間がかかり、コントロールするには強く意識しないといけなくなりますが、肩など、比較的、脳から距離が近い場所であれば少ない意識でコントロールしやすいので、力まずに動きやすい傾向があります。

具体例をお伝えすると、、、

ガニ股で歩く男性

例えば、歩く時にガニ股になってしまう状態を、つま先真っ直ぐ向けて歩けるようにしたいという場合に、つま先を真っ直ぐ向けることを意識する、というがスタンダードな形かと思います。

ただ、先程お伝えしたように、つま先というと身体の部位の中では、脳からの距離が最も遠い位置にありますので、意識するポイントをここだけに絞っていたとしても、どうしても意識が強くなりがちで力みやすくなってしまいます。

一方、同じつま先を真っ直ぐ向けて、歩きたいというケースでも、手の平やひじがやや外側を向くようにして肩が内回りする動き方を意識することで、つま先も真っ直ぐ向きやすくする、という方向性もあります。

ガニ股とつま先真っ直ぐで歩く男性

肩が内回りすると、それに伴って股関節も内回りして、つま先が真っ直ぐ向きやすくなる傾向がありますので、肩の動きをうまくコントロールできるのであれば、こちらの方が力まずに動きやすくなるケースも多いです。

その他気を付けるポイント

それでは最後に、これら以外で気を付けるポイントについてお伝えしたいと思います。

意識のポイントを絞って、より脳に近い肩周りの動きを意識していたとしても無駄な力が抜けずに力んだ動きになってしまうことがあります。

その一つがシンプルにその動きを意識しすぎているケースです。

意識が強くなりづらい形であっても過剰に意識してしまえば、それは力みにつながりスムーズには動けません。

意識するポイントを決めたら、強すぎない意識の中でその動きを表現していくことが大事になります。

また筋肉が硬くなっている場所は、少し意識しただけでも緊張しやすい傾向がありますので、意識するのは避けた方がいい場合があります。

例えば、肩周りの筋肉が硬くて緊張しやすい場合等は、少し脳から距離が遠くても股関節周りの動きを意識する方がいい場合もあります。

この辺りはどこを意識して動くと、最もスムーズに動けるかということをご自身で確認しながら、トレーニング等を進めていくのも良いかもしれません。

今回のまとめ

それでは今回のまとめです。

今回は無駄な力を抜くための意識の仕方のコツ、というテーマについて解説させて頂きました。


🌟力まず動くために意識するポイントは1つ、多くても2つまでに絞った方がいい

🌟肩周辺など脳からの距離が近い場所を意識する方が力みづらい傾向がある

🌟筋肉が硬くなっている場所を避けて意識するポイントを設定するのも大事


こういった内容をお伝えさせて頂きました。

良い動き方を身につけようと意識する中で、どうしても起こりやすくなる「力み」ですが、その意識の仕方を工夫することで力みを減らし、スムーズに動きを習得しやすくなる部分もあると思いますので、ぜひ今回の内容も参考にして頂ければと思います。

それでは今回はここまでとなります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

宇都宮 裕のアバター 宇都宮 裕 初動負荷トレーニング®トレーナー

小学生からバスケットボールに取り組んできたが「センス、能力のないやつはもっと努力しろ!」と言われ、基礎練習やウエイトトレーニングを人一倍頑張ってきた結果、左手でドリブルがつけなくなる 3ポイントシュートが届かなくなる故障が増える等の事態に直面。従来のトレーニング方法、練習方法に疑問をもち、模索する中で初動負荷トレーニングにたどり着く。愛知県小牧市、名古屋市に初動負荷トレーニングジムを展開するワールドウィング雲水グループ創業メンバーの一人。

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