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BLOG
8.242022
初動負荷トレーニングとストレッチ、マッサージの違い

今回は初動負荷トレーニングとストレッチ、マッサージの違いについて解説させて頂きます。
✅初動負荷トレーニングは
ストレッチやマッサージと何が違うのか?
✅それぞれ並行してやってもいいのか?
こんなご相談をよく頂きます。
確かにそれぞれ柔軟性が高まるという点では似ている部分があるので、両方できる状況ではそれぞれをどのように活用するといいか、もしくは、やらない方がいいのか等、迷ってしまう部分があるかもしれません。
実は、それぞれメリット、デメリットがあって、その特徴を理解して、目的に合わせてうまく組み合わせると成果が上がりやすいのですが、そう出ない場合は成果が上がりにくい状態になりかねません。
そこで今回は、初動負荷トレーニングとストレッチ、マッサージの違いについて解説させて頂きます。
この記事をご覧頂くと、、、
●初動負荷トレーニング、マッサージ、ストレッチには それぞれどんな特徴、違いがあるのか
●それぞれを どのように活用するといいか
ということもわかるようになっていますので、ぜひ最後まで見ていってください。
■マッサージの特徴と初動負荷トレーニングとの違い
まず初めに、マッサージの特徴と初動負荷トレーニングとの違いについて解説させて頂きます。
マッサージは、外部から適度な圧力を筋肉に加えることで、強張った筋肉の緊張が緩み、コリや疲労感などを解消するというものが多いと思います。
確かに、筋肉には揺さぶられたり、適度な圧が加わることで柔らかくなる「揺変性」という性質がありますので、筋肉を柔らかくするのに役立つ部分はあると思います。
ただ、自分では動いていないので、筋肉をコントロールしている神経や脳は活性化されず、早い段階で元の状態に戻りやすいという特徴があります。

また普段の動き方、身体の使い方の中で筋肉が強く緊張してしまっている場合、マッサージをした後も、その動き方は変わっていないため、歩いたり、動いたりする中で元の状態への戻りを加速してしまいます。
ただ、マッサージを受けることでの気持ち良さはあると思いますので、リラクゼーションの一環として行うのは良いと思いますが、根本的な改善のためには自分で動きながら柔軟性を高めるという要素が必要になります。
この点については、初動負荷トレーニングであればマシンを使って自分で身体を動かしながら柔軟性を高めることができるので、柔らかい状態が定着しやすい傾向があります。
ただ、ピンポイントで硬い部分があって、その影響でマシン動作がうまく表現できないとなると、トレーニング効果を十分得られません。
そういった場合にマッサージ等でそのポイントを緩めた状態でトレーニングを行えると、トレーニング動作が良い動作になりやすくなるので、より効果的にそれぞれの取り組みを活用できる部分があると思います。
■ストレッチの特徴と初動負荷トレーニングの違い
次にストレッチの特徴と初動負荷トレーニングとの違いについて解説させて頂きます。
ストレッチは自分で身体のポジションを様々に変化させ、筋肉を伸ばすことで柔軟性を高めていくというものが多いと思います。
マッサージと違って自分で動くという要素が入るので、一見、良さそうに思えますが、ストレッチをするポジショニングによっては常にどこかの筋肉が緊張しっぱなしという状態ができてしまい、かえって筋肉を強張らせてしまう可能性があります。
またこれは以前の記事でも解説していますが、筋肉は伸ばされるとバネのように元の長さに戻ろうとします。
この戻ろうとするタイミングで伸ばした筋肉を上手く緩められると、ストレッチも効果的に行えるのですが、伸ばされた筋肉をタイムリーに元の状態まで緩めることは意外と難しく、伸ばしすぎてしまったり、緩めるタイミングで、まだ伸ばしてしまっている等という状態になってしまいやすいです。
こういった状態を繰り返していると、柔らかくしようとしているつもりが、かえって筋肉を強張らせてしまう可能性があります。

つまりストレッチは、ポジショニングから動作まで全てを自分で正しく行う必要があるので、上手く行うことが難しいということです。
この点、初動負荷トレーニングであれば、マシンが適度に伸びるポジションに身体を誘導してくれることや、負荷のかかり方が動作に合わせて変化すること等で、このタイミングをうまく捉えやすくなっているので、ビギナーでも成果が上がりやすい傾向があります。
これらのことを踏まえると、初動負荷トレーニングができる環境であれば、ストレッチは柔軟性を高める目的というよりもトレーニングでどれくらい柔軟性が広がったか、今の動作がうまくいっていたかどうか、確認のために行ってみるというくらいの感覚で取り入れる方が良いと思います。
ただ場所を選ばずに取り組めるという要素があるので、リラックスして楽に行えるものを正しく身につけておくと、トレーニングできない環境等の時には役に立つかもしれません。
■初動負荷トレーニングでの取り組みの例
それでは最後に初動負荷トレーニングでの取り組みについてですが、主な特徴は前述の通りです。
専用のマシンがリラックスしたポジションから筋肉のタイムリーな伸び縮みを引き出してくれるので、余分な緊張がない中で身体を大きく動かすことができ、柔軟性を高められる特徴があります。
また自分で動いて柔軟性を高められることで、筋肉をコントロールしている脳や神経も活性化しますので、柔軟性も長続きしやすい傾向があります。

ただ、近くに施設がない場合は、マシン動作に取り組めないのが難点ではありますが、マシン動作の中にある様々な動作のポイントはストレッチ等でも生かせる部分があると思いますので、その一部を参考にご紹介させて頂きます。
↓↓↓
■肩甲骨を動かすためのヒジの使い方
https://youtube.com/clip/Ugkxwe13-2CwsMPiDPaJi_CXoX42fM6tNJ0T
■今回のまとめ
それでは今回のまとめです。
今回は初動負荷トレーニングとストレッチ、マッサージの違いについて解説させて頂きました。
●マッサージは自分で動くという要素がないのですぐに元の状態に戻りやすい
●ピンポイントで硬い部分がある場合、マッサージ後にトレーニングすると良い場合がある
●ストレッチは動きをすべて自分でコントロールする必要があるので難しい
●ストレッチは柔軟性の確認や補助的な取り組みとして考えると良い
こういった内容をお伝えさせて頂きました。
マッサージやストレッチなど、柔軟性を高める手段はたくさんあると思いますが、それぞれの特徴を理解し、目的に合った使い方をすることで、よりケガの予防やスポーツのパフォーマンス向上に役立つようになると思いますので、ぜひ今回の内容を参考にご自身の状況に合った取り組み方を再考してみて頂ければと思います。
それでは今回はここまでとなります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
■動画で解説はこちら
■その他関連の質問
Q.初動負荷トレーニングのメリットは?
A.筋肉や関節に強いストレスをかけることなく、楽に関節を大きく動かせるので、子供や高齢者、お身体の不調を抱えている方でも無理なく取り組めます。
また柔軟性が高まることやしなやかな動きを身につけることができるので、スポーツ選手の動作改善、故障予防にも役立ちます。
Q.初動負荷トレーニングの原理は?
A.5か国で特許取得の専用マシンが、身体の中心の肩甲骨、股関節周りの筋肉を柔らかく伸ばしてくれます。
そこから元の位置に戻るように、自分で関節を動かしますが、この時マシンの特殊な設計により、重りがだんだん軽くなるようになっていますので、強い緊張なく、動作をしなやかに繰り返すことができます。
Q.初動負荷トレーニングの重量は?
A.基本的には5㎏、10㎏等、軽めの重量で行います。初動負荷トレーニングは、ただ筋肉に負荷を与えて大きくするということではなく、関節の可動域を広げながら筋肉を柔らかく鍛えていくというものなので、あまり重い重量は必要ありません。
それよりもより緊張なく関節を大きく動かせること、これをマシンの中で求めていくことが重要です。
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