私は時間があれば意識的に動くように心がけています。
いえ、時間がなくとも動いています。
恐らくジムの中でも可能な限り動いていますし、パソコン作業中も工夫して動いています。
もちろんただ我武者羅に動いているわけではなく、会社の理念『ご縁のあるすべての方とともに生涯現役を』を自らが体現する為に、個人としても一つの目標を定めているからです。
その目標は「70歳までは20代、30代の若い世代と同じ土俵でバスケットボールができる状態であること」です。
その後も、棺桶に入るまで歩く、走る、飛ぶ、投げる等の人間としての機能を失わず、人として長く輝き、長く長く物事を続けることができる状態でありたいと考えています。
このように考える理由に現代の時代背景が挙げられます。
会員の皆様にも現場でお伝えすることが多いですが、平均寿命が延びているにも関わらず、健康寿命は伸び悩んでいる事は重大な社会問題です。
私をはじめ、弊社のスタッフは年齢的にはまだ まだ若い部類に入りますが、誰しもが歳を重ねます。
いずれ訪れる80代、90代を他人事と思わずに、今の段階から生涯現役に向けて身体と向き合うように日々伝えています。
つまり、私達の使命は初動負荷トレーニングを伝え、世に広める事だけではないと考えています。
私たち自身が生涯現役を体現すること、そして会員様の道標になる事ができなければ、この事業の未来はないと考えています。
前屈の硬いトレーナーから何を言われても響かないですよね?(笑)
会員の皆様にトレーニングを伝える以前に、 まず自分たちがどう在るか?という事を常に社員達に問いかけています。
弊社の掲げる理念にもあるように、今回は、私が自身のトレーニングをするにあたって意識している事の一部を皆様と共有しようと思 います。
まず仕事のある平日は、営業終了後に3〜4 時間は毎日トレーニングをします。
この時間の中で行う種目数は現在7種目です。
さらに7種目全てを同じ量こなすわけではありません。
メインで実施する種目は7種目中3種目のみです。
当然ですが、3〜4時間に対してメインが3種目なので、1種目あたりのセット数は何十セットにもなります。
なぜこのような取り組み方をしているかというと、人にはそれぞれの癖や傾向、個性とも考えられるバランスがあるからです。
人それぞれバランスが違うという事は、人それぞれ重視した方が良い種目が違うという事です。
そして、このバランスに合わせての種目選択は、より厳選できると良いです。
いわゆる「どの種目をキー(鍵)にするか」 を考えるわけです。
例えば、ある方が腰痛に悩んでいるとします。
トレーニングは薬ではないので、基本的に「腰痛に効くトレーニング」というものは存在しません。
腰痛を引き起こしているのはその方 の硬さや身体のアンバランスな状態が要因ですので、トレーニングにて要因となる状態が改善されると、結果的に腰痛も改善されるという事です。
そのように考えると、一言に腰痛と言っても、 腰痛を引き起こしている要因は人によって違うのです。ある方は股関節が硬い、ある方は肩甲骨が動かない、ある方はバランスが悪い、身体が捻じれている等々。
大切なことは、自身の身体を知ること。そして、傾きや癖等のバランスを理解すること。 これは年一回行う関節角度測定の際、トレーナーの話を良く聞いてみて下さい。
そして前述したように、個性とも考えることができる硬さやバランスに対して「どの種目をキー(鍵)にするか」をトレーナーと一 緒に考えてみること。
ワールドウィング雲水グループのトレーナーは、動きをデザインし、コーディネートする動きのデザイナーです。皆さんと共に動きを追求する事が大好きな人種です。
是非トレーナーと共に、自身のバランスを知ろうとしてみて下さい。
自身の身体を知る事が生涯現役の第一歩だと思います。
ワールドウィング雲水グループ
代表 村上友太
村上 友太(ムラカミ ユウタ)兵庫県神戸市出身。初動負荷トレーニングとの出会いは18歳の時。初めて初動負荷マシーンを動かしたときの感覚は、一言に「革命だった!」。それまでは、とにかく怪我の多いバスケットボール選手で、脚の故障においては数えきれず、一年間で数回もの疲労骨折を起こしたこともある。しかし、初動負荷トレーニングに取り組み始めて一変。故障は激減し、シーズン通して健康でいられるようになった。元々、これだ!と思うものが見つかると、もはやそれしか考えられなくなる性格。その頃からこの職業に就くことをずっと考えていた。現在、雲水グループ代表を務める。動画はこちらから |