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【体幹より重要】身体の軸のつくり方

「身体の軸を意識しましょう!」

日常動作でもスポーツ動作でもよく言われることですね。

良い姿勢を保ったり、バランスを安定させながら動いたり、という中で大事な要素だと考えられています。

そして、これとセットでよく言われるのが、、、

「身体の軸を保つために体幹を鍛えましょう!」

体幹を鍛えることで軸がブレづらくなり、姿勢も安定してスポーツでも安定して動ける、このような考えから、体幹トレーニングを取り入れる人が多いです。

確かに、こういうトレーニングをしたり、意識して動くことで、軸は安定するかもしれません。

ただ、実際それで動きやすくなったか、疲れづらくなったか、ひざや腰に痛みが出づらくなったか、というとクエスチョン、という方が意外と多いです。

そこで今回は、「日常生活やスポーツのための身体の軸のつくり方」について解説させて頂きます。

この記事をご覧頂くと、、、

✅身体の軸の正しい捉え方
✅具体的に軸を正しくつくる方法

等についてわかるようになっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

■動画で解説はこちら

身体の真ん中に軸をつくる、はNG?

まず初めに身体の真ん中に軸をつくるのはNG、という話をさせて頂きます。

なぜNGかというと、これは日本舞踊的な身体の軸のつくり方だから、ということがあります。

日本舞踊を実演する女性

日本舞踊は、移動の基本動作としてひざを曲げてすり足で、上体を動かさずに歩くという一つの基本動作があります。

日本舞踊の動作表現の中で、これらは大事な要素になり、この動作で身体の真ん中の軸は真っ直ぐ安定して動きやすくなります。

確かに、こういう型がある中では、身体の真ん中の軸を意識する、ということも必要になるかもしれませんが、歩く、走るをはじめとした日常動作、スポーツ動作の中ではそのようなルールはないので、あえてそうする必要もないと思います。

実際、日本舞踊はゆっくりとした動きながら、意外と疲れるというのも特徴です。

身体の真ん中の軸だけを意識していると、得てしてこの日本舞踊的な動きになりやすく、かえって動きづらかったり、疲れやすい状態になってしまう、というケースも少なくないと思います。

また別に日常で軸は意識していないけど、自然に日本舞踊的な動きになっている方もいらっしゃるかもしれません。

軸は、1本ではなく2本と考える

日常生活やスポーツに生きる身体の軸ということを考える時に、皆様によくお伝えしているのが「軸は1本ではなく2本」という考え方です。

なぜこの考え方を大事にしているかというと、身体は左右の脚の上に成り立っているからです。

真っ直ぐ立つ男性

身体の真ん中の軸を真っ直ぐ意識していたとしても、それを支える下半身のバランスが真っすぐでなければバランスは安定しないですし、脚には負担がかかりやすくなります。

では、脚が真っ直ぐというのはどのような状態かというと、股関節、ひざ、足首の関節が垂直に揃っている、という状態です。

垂直に揃っているから、そこに体重がかかっても、ひざ等に余分な負担がかかりづらいというわけです。

この脚のラインを垂直に揃える具体的な方法として、次の3ステップがあります。

【step1】腰幅くらいで立つ

腰幅で立つ男性

腰幅で立つ意味は、脚の付け根が股関節なので、その真下に足を揃えるためには、左右の足をくっつけるのではなく、腰幅で立つ、というのがまず大事になります。

【step2】足裏の外側に体重を乗せる

足裏の外側体重のイラスト

なぜ外側かというと、内側に体重が乗った状態で立つと、身体の構造的にひざ足首が内側に入りやすく、脚のラインを垂直に保てないからです。

ただし、外側といっても足の裏の内側が床から離れるような状態ではありません。

足の内側も床に接地した状態で外側に体重が乗っている、という状態です。

【step3】骨盤の位置を前に持ってくる

横向きで真っ直ぐ立つ男性

このように脚のバランスを整えると、しっかり地面を押さえられる土台ができますので、この土台を作った状態で、骨盤の位置を前に持ってきます。

これで正面から見た時も、横から見た時も下半身のバランスは垂直に保たれ、その上に乗る上半身のバランスもリラックスした状態で安定しやすくなります。

今回のまとめ

それでは今回のまとめです。

今回はスポーツや日常に生きる身体の軸のつくり方について解説させて頂きました。

身体の真ん中に軸を作る意識はNG

軸は1本ではなく2本と考える

腰幅、外側体重、骨盤前の3ステップが大事

こういった内容をお伝えさせて頂きました。

良い姿勢を保ち、日常を快適に過ごしたい、スポーツでしなやかに動きたい、という方は、ぜひ今回の内容を参考に取り組んで頂ければと思います。

それでは今回はここまでにしたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

==========


■その他関連の質問

Q.体の軸はどこ?

A.一般的には頭のてっぺんから身体の真ん中を通る線のことを指します。

ただこの軸のつくり方は、あまり日常やスポーツ動作に生きないので、左右の脚の股関節、ひざ、足首を垂直にそろえて左右に軸をつくる、というバランスづくりをおススメします。

Q.体幹を鍛えると何がいい?

A.まず身体の中心部分にあたるので姿勢が安定しやすくなります。また大きな筋肉が集まっているので、この体幹をうまく使えることで代謝の向上が期待できます。

スポーツの場面では大きな筋肉をうまく活用できることで、疲れづらい状態ができたり、パフォーマンスアップにもつながります。

このように大事な体幹ですが、硬く鍛えてしまうと、この大事な体幹が動かなくなるので、前述のようなメリットが小さくなり、身体が動きづらいというデメリットが際立ってきます。

固めるような鍛え方ではなく、動きを伴う鍛え方がおススメです。参考動画はこちら▶

Q.体幹が弱いとどうなるか?

A.姿勢維持が困難になるので、猫背や反り腰などになりやすくなります。

ただこれらの姿勢は体幹だけでなく、下半身のバランスが大きく関係しているので、体幹を鍛えるという前に下半身のバランスを整える、ということが必要になります。参考動画はこちら▶

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■この記事を書いた人

小学生からバスケットボールに取り組んできたが「センス、能力のないやつはもっと努力しろ!」と言われ、基礎練習やウエイトトレーニングを人一倍頑張ってきた結果、左手でドリブルがつけなくなる 3ポイントシュートが届かなくなる故障が増える等の事態に直面。従来のトレーニング方法、練習方法に疑問をもち、模索する中で初動負荷トレーニングにたどり着く。雲水グループ創業メンバーの一人。詳細はこちらから

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