こんにちは。
トレーナーの宇都宮です。
実は先日、テレビで初動負荷トレーニングのことが取り上げられました。土曜日の朝の放送でしたので、ご覧になった方もいるかもしれませんね。
https://rongkk.com/nijiiro-2019-10-19-4/
テニスの全国選抜ジュニア選手権大会で優勝された小学生が初動負荷トレーニングに取り組んでいるという内容です。放送をご覧になられた方から、色々お問い合わせ頂きましたが、多かったご質問がこちらです。
「小学生でまだ背が小さいのですが、トレーニングすることで背が伸びなくならないでしょうか?」
子供さんの将来を真剣に考える親御さんだからこそ、心配になるテーマだと思います。
実際はどうなのでしょうか?
私の方でお答えさせて頂きます。
諸説あるようですが「筋肉が太くなって骨を抑えつけるため、骨の成長を妨げる」ことはないようです。なぜかというと、筋肉が抑えつける力より骨が成長しようとする力の方がはるかに強いからです。何となく早期に成長期を迎えた方が、その後身長の伸びが鈍るので、このようなイメージが蔓延しているのかもしれません。
背が伸びる伸びないにかかわらず、一般的な筋力トレーニングはお勧めできません。なぜなら関節、筋肉、骨へのストレスが強く、骨がまだ伸びようとしている最中の小学生はそのダメージを強く受けやすいからです。小学生、中学生に多いひざの故障、オスグッド・シュラッダー病も、筋肉の強い緊張が骨にダメージを与え、変形する一例ですね。
ズバリ、全く問題ありません。
なぜなら従来の筋トレのように関節や筋肉に負担をかけるものではなく、むしろ、それらのストレスを取り除いてくれる要素があるからです。子供と言えど普段スポーツをしたりする中で身体は疲労やストレスを受けていますので、これを和らげる要素があるものは積極的に行うべきです。
ですので私たちは、成長期と言われる子供世代の方にも初動負荷トレーニングをお勧めしております。
実際、その取り組みにより
「故障が減った」
「疲れがたまらなくなった」
等の声は多いです。
また、身長の伸びが鈍っていた状態が一気に改善されたという事例もあります。関節、筋肉等へのストレスを和らげ、代謝を高めるので、成長が促されるのは自然なことなのかもしれませんね。
競技をされている子供さんを抱えるお父様、お母様の不安が少しでも解消されるきっかけになれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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この記事を書いた人
宇都宮 裕(うつのみや ひろし)愛媛県今治市出身。小学生からバスケットボールに取り組んできたが「センス、能力のないやつはもっと努力しろ!」と言われ、基礎練習やウエイトトレーニングを人一倍頑張ってきた結果、左手でドリブルがつけなくなる、3ポイントシュートが届かなくなる、故障が増えるなどの事態に直面。従来のトレーニング法、練習法等に疑問をもち、模索する中で初動負荷トレーニングにたどり着く。雲水グループ創業メンバーの一人。園芸係としても活躍中。詳細はこちらから |
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