「故障に苦しんでいた選手が、その故障を乗り越えて活躍する」
このようなニュースは嬉しいですね。
それが初動負荷トレーニングの関係者であればなおさらです。
先日、そんなニュースが話題になりました。
長年、アキレス腱痛に悩まされていた陸上短距離のトップ選手がワールドウィングの所属になり、故障を乗り越え、大会に出場できたという記事です。
2018年6月8日朝日新聞
陸上短距離の元女王、復活へ一歩 福島とはライバル
同記事内写真の足元には、陸上用のビモロスパイクが光っていますね。
「やっと光が見えてきた」
というコメントには、「何度も引退を考えた」というこれまでの苦悩の大きさが感じられます。
今後のさらなる飛躍を応援しましょう。
「でもこれはトップアスリートだからできたこと、私には関係ない・・・」
こんな風に思っていないでしょうか?
会員の方はよくご存じだと思いますが、このようなことはトップアスリートに限ったことではありません。
つい先日も、私たちの施設で初動負荷トレーニングをしながら、同じように陸上競技に取り組む中学生女子より、次のような声が届きました。
約1か月前、首のケガをしました。中学生ではなかなか平日通うことができなかったけど。ケガのリハビリのため平日もトレーニングにしばらく来ていました。
すると、初めは起き上がることもできなかったのに、うなづくことや腕を回したりすることもできるようになったり、たったの3日でjogができるようになりました。トレーニングを始めて2年半くらいにたちますが、改めてすごさを感じました。
またBemoloスパイクを購入しました。ケガのこともあり、ケガする前は絶好調に思えた体もまた体力が落ちていました。
久しぶりに400mトラックで初めてBeMoLoスパイクを履いて走ったのですが、それはそれは軽く、とても走りやすかったです。
400mを練習で走ったのですが、ベストと同じくらいのタイムが出ました。
本当に素晴らしいものでした。本当に感謝しています。
14歳女性 としぞうさん より
忙しい中、平日もトレーニングに通い、数日で首の不調を克服したこと。
そして故障明けにもかかわらず、久しぶりの400mを購入頂いた陸上用ビモロスパイクで走ったら、「自己ベストに近いタイムが出た」という事例も興味深いですね。
トップアスリートに良いトレーニングは、一般の選手、さらには高齢者や故障者にも良い、
逆もまたしかり・・・
本来、同じ機能を持った人間なので、このような考えが自然です。
「もしアスリートに有効なトレーニングがあるとすれば、それは機能麻痺の方々の機能が改善できるトレーニングだと言えます」
このように『希望のトレーニング』(2014年 講談社刊)の中でも小山先生が仰っています。
ですので、今回のようなトップアスリートの記事も、ぜひあなたの身近なこととしてとらえ頂けたら、、、
トップアスリートの方は、一般の方、高齢者の方の喜びの声を「自身のパフォーマンス向上につながるもの」として見て頂けたら嬉しいです。
私自身、このことがわかっていなかったために学生時代苦しんだ時期があったので・・・
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
この記事を書いた人
宇都宮 裕(うつのみや ひろし)2008年入社愛媛県今治市出身。小学生からバスケットボールに取り組んできたが「センス、能力のないやつはもっと努力しろ!」と言われ、基礎練習やウエイトトレーニングを人一倍頑張ってきた結果、左手でドリブルがつけなくなる、3ポイントシュートが届かなくなる、故障が増えるなどの事態に直面。従来のトレーニング法、練習法等に疑問をもち、模索する中で初動負荷トレーニングにたどり着く。雲水グループ創業メンバーの一人。園芸係としても活躍中。詳細はこちらから |