Q. 飛距離アップに向けて、もっと腰が回るようにしたいんですが…?
ゴルフに取り組む方なら、一度は思ったことがあるかもしれません。
スイングのキレを高めて飛距離アップにつなげるために、その必要性を感じている方は多いと思いますが、腰を回すということについてこんな誤解をしていないでしょうか?
いかがでしょう?
もしあなたが誤解してしまっているとすれば、求めているような飛距離アップにつながらないばかりか、腰を痛めてしまうことにつながりかねませんので、ぜひこの後の内容をご覧ください。
■動画で解説はこちら
なぜ腰を回してはいけないのか?
それは腰自体が回るという構造になっていないからです。
実は腰の骨である腰椎は5つの骨で構成されているのですが、この腰椎は捻るという動きをほぼ行えない構造になっています。
実際、5つの骨を合わせても捻り動作を行えるのは5度程度。
これを無理矢理回そうとするのですから、腰に負担がかかるということはイメージしやすいと思います。
でもゴルフなどの中では、大きな捻り動作をしているように見えますね。
あれはいったいどこを回しているのか?
捻り動作は股関節、胸椎で起こる
実は、ゴルフスイングの中で捻り動作を担っている部分は腰ではなく、股関節や胸椎(背骨の肩甲骨の間あたりにある骨)の部分です。
これらの部分は、捻り動作ができる構造になっていますので、回す、捻ることができます。
股関節周辺、胸椎周辺が硬くなっていると、この部分での捻り動作を行うことができないのでどうしても捻ることのできない腰自体を捻ろう、回そうとしてしまい、スムーズに動けなかったり、腰が痛くなったりということにつながってしまいます。
ですので、もっと腰が回るようにしたいと思われるなら、
A.股関節、胸椎まわり(肩甲骨周り)を柔らかく、動きやすくしておく必要がある。
ということです。
でも股関節、胸椎周辺なんて、どうすれば柔らかくすることができるのか?
そう思われている方もいるかもしれませんので、初動負荷トレーニングの中でのアプローチ方法をご紹介しておきます。
■股関節、胸椎の動きを引き出す種目の一例
今回のまとめ
いかがだったでしょうか。
ゴルフでの腰痛を予防、飛距離アップにつなげるための、参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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