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【プロフィール】コーチングスタッフ 大家達佳


私が初動負荷トレーナーを志したのは入社時のことですが、そもそもトレーナーという存在を知ったのは中学時代になります。

そのきっかけは中学校の「総合」という授業です。その授業はパソコンに用意された様々な職業についての映像の中から自分が興味を持ったものを視聴し、感想を書くという授業でした。

将来のことについて特に何も考えていなかった当時の私は、恐らくかなり消極的にその類の授業に取り組んでいました。それでも昔から真面目(?)な私は、自分が当時好きだったことを自分なりに分析しました。 そして出た答えは「とにかく身体を動かすことが好き」という漠然とした思いでした。その思いを頼りに数ある動画の中から関わりのありそうな物を探し、「これだ!」と見つけたのが「スポーツトレーナー」という職業でした。

その動画を視聴すると、時には一人の選手と二人三脚で、時には一人で大人数を相手にし、選手と同じようにスポーツに取り組む姿がありました。それに対し純粋に「かっこいい」と思い、こういう道もあるんだということを知りました。

それからは身体を動かすことが好きとは言いつつも何をやっても並以下だった私には「自分ができないなら選手を支えることでスポーツ、運動に関わればいい」という心理が自然と働き、トレーナーになることが夢となっていました。

中学卒業後、地元の普通科の高校へ進学し、勉強、部活、生徒会活動など充実した日々を送っていました。 当然、トレーナーを目指す気持ちは変わっていませんでしたが、いわゆる恩師と言える当時体育の授業でお世話になった先生に憧れを抱いていました。その先生はいつも廊下ですれ違うと満面の笑みで挨拶をし、冗談交じりの授業を展開する一方、真剣になると目の色が変わり語り掛けるように接してくれる先生で、周りの先生とは違って見えました。

また、大学の実技試験のために放課後の練習に付き合ってくれる等、高校時代の私にとってなくてはならない存在でした。 いつの間にか運動好きな私は体育教師を将来の選択肢の一つにしていました。

 


大学を探す際はトレーナーと教師、二つを目指せることを基準とし、最終的に学力との兼ね合いで大阪のとある大学に進学しました。その大学にはトレーナーを目指す学生が集まり勉強をする部活があったということも決めての一つでした。

入学後、早速その部活へ入部しました。そこは将来の目標は多少違っても「人のためになりたい」という気持ちは共通している人たちが集まっており、刺激的な毎日を送ることができました。 その部活の仕組みとして約1年、基礎的なことを学んだ後、実際にスポーツ現場に出て学生アスリートのサポートをすることで学びに繋げる、という流れがおおまかにありました。私も現場に携わらせて頂くようになり様々な経験をさせて頂きました。

ところが現場で活動する中で様々な疑問が生まれます。
「この考え、方法は本当に正しいのか?」

「良くなる人もいれば逆効果の人もいる、そもそも良くなっていても根本的な解決になっているのか?」

「また繰り返すんじゃないのか?」

実践し、経験すればするほど疑心暗鬼になっていました。

先生方や先輩に聞いたりもしましたが、それでも自分の中で煮え切らない感覚が残り、選手からの「ありがとう」が心の支えになっていました。

当然、「自分の実力不足」「所詮学生だから」という部分は大きかったと思います。それでもそこに逃げてはいけないと葛藤の日々。今思うとそれは中学生の時に見た映像の「かっこいい」姿とは程遠かったことでしょう。

話しは少し逸れますが、大学4年時には教育実習があり、有り難いことに母校である地元の高校が受け入れてくださいました。 また、幸いにも恩師はまだ母校に残っていらっしゃったので直接ご指導頂くことができました。

たった3週間でしたが教師という職に直に触れることができ、教師の大変さ、苦悩、喜び、楽しみを少し知ることができました。恩師だけでなく、他の先生方からもたくさんのご指導を頂き、今となっては私にとってなくてはならなかった経験だと思っています。同時に実家に3週間帰省するという形になりましたが、その中で

「少しずつ活気がなくなっているように感じるこの地元をもう一度再生させたい!」

大袈裟ですがこんなことを思っていました。

それからトレーナーとして就職するか、地元に就職するか、教師をしながらいずれは地元に帰るか、等々・・・あらゆる道を模索していました。



そんな中、転機が訪れます。 大学4年当時、近くの町民体育館でアルバイトをしていると、長く通われているご年配の男性が声を掛けてくださいました。
「鳥取に小山先生という方がいらっしゃり、その人のトレーニングにたくさんのアスリートが取り組まれている。一度調べてみるといい。」
その男性は私がトレーナーを目指していることを知っていたためそのような情報を教えてくださったのだと思います。

それを聞き、特別期待していたわけではない私は忘れかける頃になって「鳥取 小山」で検索しました。すると(株)ワールドウィングエンタープライズのホームページに辿り着き、そこで初めて初動負荷理論、初動負荷トレーニングのことを知ります。

ホームページで理論の説明を読んでいると大学で学んできたこととほぼ真逆のことが唱えられており衝撃的でした。それでもなんとなく理解するのに時間は掛からず、むしろ肯定するようになり、「もっと知りたい」と徐々に興味が湧いてきました。

自ずと「初動負荷トレーニングをやってみたい」という思いに駆られ更に調べました。また、どうせやるなら東海圏にはないかと思い探したところ、雲水のホームページに辿り着きます。その時はいよいよ2号店である名古屋高岳が出店するという時期で、ホームページ上は賑わっていました。とりあえずトレーニングを実践できればと思っていましたが、時期が時期だったので求人情報も拝見。

するとそこからは会社として事業に取り組む姿勢、社員の覚悟にただならぬものを感じ、「こんな会社で働きたい」と思わせるものがありました。 実際に応募し初めてワールドウィング小牧に伺うと、そこにはアスリートに限らず、ご年配の方はもちろん、男女問わず幅広い世代の方が同じ空間でトレーニングに取り組まれている光景があり、当時の私としては常識を覆された感覚になりました。また、トレーニングを実践すると「こんなに自分の身体は動きづらいのか」と気付かされました。それでも行った後はこれまでにないような心地良さが感じられました。

そしてスタッフの方の対応は丁寧で明るく、ジムの雰囲気からも同じように感じ取ることができた点が印象的でした。自然と「こんな場所で働けたら」という思いが強くなっていました。

トレーニングの体験から面接までを終え、これまでと考え方が変わりました。

「トレーニングをすることで身体がどう変わるべきか」

根本的な部分が見直された気がしました。また、身体のことで悩んでいるのはアスリートだけでなく、むしろそうでない方が多いのではないかという点も気付かされました。これまでの現場での葛藤が解消され、自分の中にあった常識が覆される。普通なら反発したくなるような事象に対し、この時は自然と受け入れることができ、身体だけでなく頭もスッキリしていました。

更に、東海圏に店舗拡大したいという会社の方針から「いつか地元にワールドウィングを作れば地元も活気づくんじゃないか」とトレーニング中に考えていました。その思いつきのような夢物語を面接で明かすとひどく共感されたことが今でも印象に残っています。 様々なことに圧倒され、地元就職や教師など様々な悩みもすっかり解消し、「この会社で、この先輩たちの中で自分を成長させ、いずれは地元にワールドウィングをオープンしよう」と決意しました。



それから幸いにも採用して頂き、入社から半年の社内研修、その後3か月の本部研修を終え、2年目の今では現場に立たせて頂いております。研修を終え、現場に立てたから一人前ではなく、ここがスタートだと心得ています。今は皆さんとトレーニングさせて頂く中で私も一緒に成長させて頂ければと日々を過ごしております。

初動負荷マシンだからこの効果が得られるという反面、このマシンがないと出来ないという点がネックです。今現在でも遠方から足を運んでくださる方はたくさんいらっしゃいますが、中には「近くにあれば」と諦めざるを得ないといった方も多くいらっしゃいます。

良いと思って頂ける方に長く続けて頂けるような環境づくり、それが我々の目指すべきところだと思いますし、皆様が期待してくださるところだと思います。 それでもこだわる部分はこだわり、質の高いものを提供しながら更なる店舗拡大に向けて精進して参ります。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

最後までお読み頂きありがとうございました。

大家 達佳(おおや たつよし)2016年入社

岐阜県飛騨市出身。トレーナーとして大学時代から活躍するも「この考え、方法は本当に正しいのか?」「良くなる人もいれば逆効果の人もいる、そもそも良くなっていても根本的な解決になっているのか?」と従来の方法に疑問をもち、初動負荷トレーニングにたどり着く。実際体験する中で現場で感じていた数々の葛藤は解消され、この道に進むことを決めた。将来は地元にワールドウィングをつくりたいという夢がある。

 

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